就活の最初の一歩となるのが説明会への参加です。実際に参加をする前に、説明会ではどんなことをするのか押さえておきたいですよね。
説明会での評価が選考会への結果に繋がるなんて噂を耳にすることもあります。そこでこの記事では、就活ライバルには今更聞けない説明会の概要と、選考会への影響についてまとめていきます。
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説明会は企業の一般的な情報を聞きに行く場
説明会に参加をする最も基本的な目的は、企業について知るということです。企業のなりたちや理念、活躍のフィールドから具体的な業務に至るまで実際にその企業で働く方から聞くことができます。
説明会にも様々なスタイルがあり、大勢に向けた一方通行型のものから、少人数に向けた対話スタイルのものまで目的に応じて開催されます。
☑大勢に向けた授業スタイルの説明会
最も一般的なスタイルは一方通行のプレゼンテーションスタイルです。企業の人事担当が前に立ち、複数の就活生に向けて資料をもとに説明をしてくれる形です。最後の質問タイムを除くと就活生が声を出す場面は基本的にはありません。
大勢の中とはいえ、居眠りをしていたり明らかに集中力を欠いていたりすると非常に目立ってしまいます。集中して人事担当の話を聞くようにするか、どうしても興味の持てない説明会であれば後ろの方に座るか、タイミングを見て途中退席をするのも選択肢の1つです。
☑少人数向けの対話スタイルの説明会
人事1人に対して3~5人程度の少人数で話を聞くスタイルです。人数が少ない分、就活生が口を開く頻度も当然多く、対話の中から企業や業界に対する情報を収集していきます。
どちらかというと自由度の高い少人数での説明会の中にはユニークなものもあります。私が実際に参加をしたものの中には、業務をボードゲームになぞらえてゴールを目指す過程で仕事内容にアプローチしていくといったものがありました。
大勢向けの説明会と比べると人事との距離が近くなるこのスタイルの説明会では、参加態度次第で選考会の合否に影響することもあります。詳しくは次の項目で解説していきますね。
説明会が選考会に響くこともある?
たかが説明会、されど説明会。参加をする説明会での印象によって、選考会の合否に影響が出るケースがあります。
説明会で出会う人事担当は、実際に選考会の面接官を担当していることも多く、面接会場で改めて出会うことになります。このことから、説明会で人事担当に覚えられることによって、選考会ではプラスにもマイナスにもなるのです。
☑説明会で人事に覚えられるのは優秀な就活生と残念な就活生
人事担当も人間です。毎日とんでもない数の就活生と話しているので、全員を覚えるなんてことは不可能です。一方で、何かしらのインパクトがあり、印象に残る人は忘れることはありません。
「普通」とか「もの静かな人」は印象に残りにくく、印象に残る人は「優秀な学生」と「残念な学生」のどちらかしかありません。
「優秀な学生」の例
・頷く等の自然なリアクションがあり、話を真剣に聞いている印象があった
・たくさんの質問を用意しており、的を得たことを聞いてきた
・とにかく元気がよく、大きな声で挨拶をしてきた…etc
「残念な学生」の例
・ときおり居眠りをする等、説明会の内容に興味がないそぶりがあった
・スーツのしわが目立ち、清潔感がない
・説明会に遅刻をしてきた…etc
もちろん、全ての説明会が選考会に影響するわけではありませんが、人事との距離を縮めることにはたくさんのメリットがあるといえます。その後の選考会を有利に進めるためにも、「優秀な学生」として印象を残せるような準備をしてから説明会に臨みましょう。
とはいえ、優秀な学生ぶると痛いので、自分を大きく見せすぎないよう気をつけましょう。
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説明会に行く前の準備
前の項目の最後に、「説明会に参加をする前にしっかりと準備を」と紹介しました。
ここでいう準備とはどのようなものがあるのでしょうか。3つの項目に分けて具体的な例を紹介していきます。
☑企業情報を事前にチェック
企業の情報を取りにいくのに、その前にチェックするの?そう思う人がいるかもしれません。
学校の授業前に行う「予習」を思い浮かべてみて下さい。事前に予習をしておいた時とそうでない時とでは、先生が話す内容の理解度が大きく異なるはずです。その上、深く理解できた授業の後には、より詳しく理解する為に質問が頭に浮かぶことがよくあります。
それと同じように、企業の情報を事前にチェックをしておけば、当日吸収できる情報量と質に違いが生まれます。その上質の高い質問ができれば、人事への評価を高める可能性も生まれるので一石二鳥ですね。
細かい部分までを調べておく必要はありません。企業HPを訪れる程度のさらっとした工夫を加えるようにしましょう。
☑質問を用意しておく
質問タイムは、人事と直接会話をする唯一の場面となる重要な場面です。興味のある企業であれば、最低1つは質問を必ず準備をしていきましょう。
質問についてありがちなのは、準備をしてきたけど説明会の内容で解決し、結果として質問をせずに帰ってしまうということ。私もこのような機会が何度かあったのでよくわかりますが、せっかくなので少しでもプラスに働き掛けたいところです。
そこで皆さんに私が実際に使っていたとっておきの手段を紹介します。
元々用意してきた質問に「○○さん(人事)の場合は?」と付け加えてください。これだけで人事はあなたのことをしっかりと認識する上に、しっかりと話を聞いているという好評価を与えることができます。
例)元々の質問「1年目の過ごし方を教えてください」
⇒一言付け加えた質問「○○さんの場合の1年目の過ごし方を教えてください」
☑周る順番を決めておく
複数の企業が集まる合同説明会や、1つの企業の中で様々な担当社員の話を聞くことができる説明会にあてはまる話です。事前に周る順番を決めておくことで、効率良く情報を仕入れることができます。
説明会の会場は、大手企業などの人気企業であればあるほど就活生でごった返します。話を聞くことができない可能性がある上に、人の波にのまれて疲れてしまうなんてこともよくあります。
そういった事態をできる限り避けるためにも、説明を聞く順番は事前に決めておくべきでしょう。
まずは行ってみよう!
説明会では何をするのか、参加をする上でどのようなことを意識すべきなのかをまとめていきました。事前に知るべきことを知った今、やるべきことは実際に説明会に参加をしてみることです。エントリーできる企業の説明会に、申し込みをしてみましょう。
人間は誰しも、初めて行うことには緊張や不安を覚えるものです。当然就活も同じ。これまでに経験が無い分、不安に思うことも多々あるでしょう。今回の説明会を含め、1つずつやるべきことを明確にすれば、希望する企業への内定に近付けます。
就活生の参考になれば幸いです!
【随時更新】OBOG参加型のオススメな合同説明会!
10月から徐々に合同説明会も開催され、就活生も右往左往しているでしょう。というのも、合同説明会をしている企業なんて非常に多く、どの合説が1番良いのか悩んでしまうからです。
私が思うに、参加すべき合同説明会のポイントはこの3つです。
- 参加企業の数が20~30社であること:1日で全て見れる
- 特別講演会に期待できる
- OBOGや内定者が参加していること
特に3つ目はめちゃくちゃ大事です。なんせ現役社員からリアルな情報を聞き出すことができますし、会社の雰囲気も感じることができます。普通だったら、アポをとったりメールしたりと敷居が高いOBOG訪問をしないとわかりません。