就活について調べていると、「理系の就活は有利」「理系は就活にラク!」という言葉よく目にします。しかし就活が本格化しない限り、理系の就活における実態はわからないでしょう。
そこで今回は理系大学院生だった頃に就活をした私が、理系が就活・就職で本当に有利なのか?楽なのか?真実をお答えします。是非理系の就活生は参加にしてみて下さい!
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質問:理系の就活は有利?
結論からいうと、理系は就活に有利です。その根拠を3つ挙げてみました。
☑答え その1:論理的思考の素養があるから有利
仕事ができる素養の1つに論理的思考が挙げられます。なぜなら、仕事は問題だらけであり答えがありませんので、自分なりの答えを論理的思考で探し求める必要があるからです。
理系はある問題に対して論理的思考によって解を導くことを学生で培ってきているため、答えを論理的に導く習慣があります。そのため、企業から評価され、文系よりも就活が有利になります。
☑答え その2:文系・理系職どちらも選べるから有利
文系は理系の職に就くことは非常に難しいです。なぜなら、化学・機械・電気といった数年単位かかる学問を身についていることが前提である理系職が多いからです。文系で理系職につきたいのであれば、自らその学問を身につける必要があります。
一方で、理系は特別な準備をしなくても、法律など専門知識が必要ない文系職であれば就くことができます。つまり理系は志望する企業の選択肢が多いという点で就活に有利なんです!
☑答え その3:推薦があるから有利
理系には推薦という制度があります。推薦とは、企業が「□□専攻の学生を○人欲しい!」と大学にお願いし、大学が「□□専攻の学生は、この企業の推薦を○人まで受けつけます」と学生に募集をかける制度です。
自由選考ではESなど複数の難関な選考があるのに対して、推薦は選考が単純かつ自由よりも優遇される特徴があります。仮に推薦の募集人数を学生が上回っても、企業が柔軟に対応して推薦枠を増やすということもよくあるので、内々定を得やすい環境が整っています。
さらに自由選考で内々定がゼロであっても、推薦が余っている企業は少なくとも1社以上はありますので推薦で無い内定を回避できます。このように推薦という内々定を得やすい環境がある理系は、就活で有利であると断言できます。
質問:理系の就活は楽?
ここまで読んでみると、理系の就活は楽と思うかもしれません。しかし、理系であっても人によっては、全く楽にならないどころか非常に大変になります。その真実をお答えします。
☑答え その1:推薦を使えば楽
推薦を使えば就活をすぐに終わらすことができるので、めちゃくちゃ就活は楽に終わります。大人気企業の推薦を除けば、特別な選考対策をしなくても「こんなんでいいの?」とあっけなく終わるなんて、よくある話です。
このように推薦に第1志望の企業があれば、就活は非常に楽に終わります!
☑答え その2:自由選考は研究が忙しい時期と被って、地獄となる
就活解禁が12月だった15卒までは、就活と研究・学会発表で忙しくなる時期は被っていませんでした。
しかし16卒から就活解禁が3月となり、研究・学会で忙しくなる時期が被りました。就活と研究の両立が人によっては、めちゃくちゃ負担になります。こればかりは研究室の環境次第としかいえません。
就活に厳しい研究室であれば好きなように就活できず、自由選考を満足いくように志望できなくなることも多々あります。なので就活は楽というのは一概にいえないのです。
☑答え その3:専攻によって、楽かどうか変わります
実は理系の中でも、就活に有利な専攻・不利な専攻があります。機電系であれば、工場がある企業であれば必須な人材な上に人手不足な状況なので、就活でめちゃくちゃ有利になります。もはや接待なのでは?と思えるくらい、好待遇だったりします。
一方で化学・薬品・生命系であれば、潰しがきかない学問なので一部の理系企業のみ志望せざるを得ないことが多く、競争率が激しくなり大変です。十分な就活対策も必須となります。推薦数も機電系に比べて少ないです。
このように理系であれば絶対に就活は楽というわけではありません。
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最後に
理系は就活で有利なことは間違いありませんが、楽であるとは一概に言えないので理系の就活生は注意して下さい。理系は就活が楽と思い込んでいると自由応募で痛い目に会うかもしれません。
理系であっても一切油断せず、全力で踏ん張りましょう!