※社会人の方に書いて頂きました!
就活生に対してオワハラを行う企業が増えています。オワハラとは、面接などの際に「内定・内々定が欲しければこの場で電話して断れ」と、他企業の内定辞退を強要するハラスメントのことです。
もしも就活でオワハラをされたら、あなたならどうしますか?
ここでは、オワハラの対策方法をご紹介していきます!
スポンサードリンク
オワハラとは?
オワハラとは「就活終われハラスメント」の略で、企業側が就活生に対して”就職活動の切り上げを強要すること”です。パターンは様々です。
- すぐに内定承諾しないと内々定を出さない言動
- 必要以上に選考期間を長くする
- イベントを催したりして、他の企業の選考を受けさせない
企業側が自社に入社してほしいばかりに就活を阻害することが、オワハラの1番の目的です。
オワハラを受ける学生は年々増加傾向にあり、自分の満足のいく就活ができないといった学生も少なくありません。本来なら企業側と就活生側のミスマッチを防ぐためにあるのが就職活動のはずなのですが…。
☑内定辞退を告げると人事担当がキレるケース
最近耳にするようになったオワハラですが、昔から横行しました。私が過去に先輩から聞いた話を少し例に出しましょう。
先輩の友人は早々に内定を獲得していましたが、「本当に自分にあった会社に入社したい」と思い、他の企業の選考に参加していました。当時、超人気だった某大手企業の内定を獲得していたのですが、しっかりと考えた結果、他の会社への入社を決めたそうです。
しかし決意を固めた矢先、某大手企業に内定辞退の電話をすると会社まで来るようにと言われ、挨拶をしに行くと人事は大激怒。
「どこの会社に入社するのか!その会社名を教えろ!」「今までかけた労力をなんだと思っているのか!」「内定を断れるわけがないだろう!」など、色々なことを高圧的に説教されたそうです…。
☑「電話で内定を断れ」と言われるケース
最近横行しているオワハラが、「内定が欲しければこの場で電話して他の企業を辞退しろ」といったケースです。
少しでも内定辞退者を減らすために、就活生にプレッシャーをかける最凶のオワハラです。
逃げるわけにもいかないので、オワハラ対策していない就活生は狼狽して冷静な判断を失ってしまいます。その結果、他にいきたい企業があるにも関わらず、オワハラを受けた企業の内定を承諾してしまうってことがあるのです。
☑内々定の時点で誓約書を書かされるケース
さらに「他の会社の内定を辞退して必ずこの会社に入社する」といった誓約書を書かされることもあるとか…。実は、仮に誓約書にサインしたとしても断れる権利があるため、内定辞退できないというわけではありません
しかし、就活生を脅すには十分な効力があるでしょう。誓約書にサインしてしまったため、もう後戻りできないと思い込んでしまう就活生もいるはずです。
オワハラ対策方法
目につくオワハラのケースを紹介しましたが、実際に「誓約書を書け」「電話で内定辞退を断れ」と直接言われたときは一体どうすればいいのでしょうか?
目の前で言われたら無視しにくいですよね…。
ここでは、よくあるオワハラの対策方法について紹介していきます!
☑誓約書を書かされそうになったとき
まずは、理由を聞いてみてください。誓約書とは義務ではありません。にもかかわらず強要してきたり「書くまで帰れない」なんて言われたりしたときは、明らかにアウトです。
仮に他社を受けないといった旨が記載されている誓約書でも、契約ではないため効力はありません。なので、その場でサクッと書いて帰ってしまっても問題ないです。
☑その場で他社に断りを入れるよう強要してくるとき
電話で他社を断るよう詰め寄ってくる、もしくは「うちの会社しか考えられないよね〜?」「その会社はブラックだからよくないよ!」のように、露骨に内定辞退しろとは言わないけど、圧迫してくるケースです。
この場合は、ケースバイケースです。よくある方法は2つあります。
- 断りの電話を入れるフリをする
- あとで断った会社に弁解の連絡を入れたりする
そんなときは「御社で活躍したい気持ちがあるからこそ、真剣に考えています」とポジティブに返しましょう。当たり障りのない、かつ受けの良い回答になります。非常に便利な言葉です笑
ただ、オワハラを実施している時点で、ろくでもない会社である可能性が高いです。今後会社のために働いてくれる労働者をないがしろに扱っているようにしか思えません。
なので、そこまで志望度が高くないなら、その場で内定を断るのも1つの手段です。
「今この場で内定を承諾しなくてはいけないのであれば、辞退します」といって、考えさせてくれる時間を貰えた就活生もいます。むしろ強気で言ったほうが効果的なこともあります。
とはいえ、1番無難な「御社で活躍したい気持ちがあるからこそ、真剣に考えています。両親や友人に相談する時間を設けさせて下さい」と回答するのが、ベストといえます。
スポンサードリンク
気持ちが明確ならはっきり断る
オワハラの対策として最も効果的なのは、“はっきりと明確に意思表示する”ということです。
あやふやな答えをしていると、「いつ返事をしてくれる?」というしつこい電話がかかってくることもあります。もしも入社する意思がないなら、すっぱりと断りましょう。
場合によっては、第一希望の会社からオワハラを受けるかもしれません。理想と現実が違うと感じる時だってあるのです。その時はきちんと自分の意思を明確に持って、今後どうしたいかを優先させるといいでしょう。
しつこい電話は無視が1番!
もしも断ったのにもかかわらず、しつこく電話をかけてきたり、連絡が頻繁にあったりするようなら無視するのが一番です。
きちんと内定辞退する意思を伝えたのに、何度もかけてくるのは異常です。
電話を無視する、もしくは電話にて強めに断ることをすれば万事解決です!
最後に
オワハラに流されて内定を承諾すると、将来後悔することになる可能性があります。
入社した後に「あの時にちゃんと断っておけばよかった…」って思っても遅いです。
オワハラはたちの悪い採用方法なので、適当に流すのが1番です。納得のいく就活ができるように、オワハラを受けても流されず自分の意志を貫き通しましょう!
◯関連記事はこちら!
⇒日本の就活の闇を元就活生が全て暴露しようと思う